脳波について
人間の脳の神経細胞には微弱な電流が流れていて、その電流の大きさが時間的に変化しています。
その時間的変化の波を「脳波」と呼びます。
頭皮に電極を付けてその電位の時間変化をグラフにすれば脳波を視覚的に観察できます。
なんか難しいなー
脳波は、その周波数によって以下のように5種類に分類されています。
ガンマ波(約30~70Hz)
ベータ波(約14~30Hz)
アルファ波(約8~14Hz)
シータ波(約4~8Hz)
デルタ波(約1~4Hz)
ベータ波
普段の我々が活動している時の脳波はベータ波になっています。
雑念や欲望が多いとベータ波が出ます。
顕在意識の状態です。
アルファ波
リラックスしている状態ではベータ波より振動数の小さいアルファ波がでます。
アルファ波が出ている状態では集中力が増します。
断食のメカニズムでも書きましたが、断食3日目以降の脳波はアルファ波になります。
ガンマ波
不安や興奮状態では脳波はガンマ波になります。
シータ波
アルファ波よりさらにリラックスした状態ではシータ波がでます。
シータ波は潜在意識と顕在意識の境目でまどろんだ状態ででる脳波です。
寝る間際や起床時などぼんやりしているときにシータ波がでているようです。
ひらめきが起こったり記憶力が高い状態になります。
デルタ波
深い睡眠状態でデルタ波が出ます。
無意識ですが脳波活動しています。
「地球の脳波」と「人間の脳波」
ここで「地球の脳波」というものについて考えます。
地球では、地球表面とその上空の電離層との間で電磁波同士の共振が起こっており、この共振は「シューマン共振」と呼ばれています。
この地球表面からその上空における電磁波の共振周波数は7.83Hzであり(正確には2次、3次、4次と共振周波数があります)、このような電磁波の共振は、太古の昔から地球表面で生きる人間に影響を与えてきたはずです。
ここで人間の脳波を振り返ってみると、「地球の脳波」の周波数である7.83Hzはアルファ波(7.8~14.1Hz)とシータ波(4~7.8Hz)との境界になっています。
つまり人間の誕生以来、人間の脳は地球の周波数である7.83Hzに影響を受け、最大のパフォーマンスが発揮できる言わば覚醒状態(集中力や記憶力が高く、ひらめきが起こる)がアルファ波~シータ波の脳波になっているわけです。
ですので普段ベータ波で活動している人間は、できるだけリラックス状態であるアルファ波~シータ波になるよう意識すると、記憶力が高まり、情報の吸収力が高まるのです。
いかにアルファ波~シータ波状態を意図的に作り出せるようになるかが重要だと思います。
脳波をアルファ波~シータ波にする方法
瞑想や断食、丹田呼吸などによって脳波はアルファ波になりやすいです。
さらにそこから眠ってしまえばシータ波優勢になりますが、まどろんだ状態でシータ波まで持っていくには修行が必要かと思われます。
瞑想やヨガ、日本の禅の達人では平常時でシータ波がでていると言われています。
歩行中でもシータ波になることがあるようで、歩きながらひらめくことがあるのは京都にある哲学の道での逸話でも知られます。
さいごに
地球の周波数7.83Hzを波長に換算すると38,288kmとなります。
地球1周約40,000kmですのでおよそ地球1周分くらいの長さです。
人間の脳波もアルファ波~シータ波になることでその波長は地球1周分くらいになるわけです。
つまり地球1周分くらいの波長(アルファ波~シータ波)の脳波にチューニングすれば、地球と波長を合わせて生きることになり、様々な健康効果をもたらしてくれるのです。
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