長期断食、ただひたすらに生きた3カ月(地獄の完結編)

桜島断食体験記
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長期断食(開始編)のつづき

長期断食、ただひたすらに生きた3か月(開始編)
約3カ月に及ぶ断続的な断食期間が終了しました。「とにかく辛かった。」「でも違う世界が見えた。」そんな感想です。そして体と心が生まれ変わりました。会社の健康診断で肝臓の数値が悪かったのをきっかけに決意した長期断食。 まさかこ...

<1クール目の反省点>
塩分摂りすぎ。
足の酷いむくみとダルさに苦しめられた。
断食中の塩分は、欲しくなった時にほんの少量だけ取るようにするべき。
体重が1日1kg減っていかない時は塩分過剰を疑ってみる。
それでも宿便はしっかりでた。

いよいよ、1年中でもっとも断食しやすい11月の新月期に、生まれて初めての長期断食に突入する。

2019年は11月27日が新月に当たり、11月20日くらいから1週間が最も食欲が落ち着くと思われる。

2019年11月7日~11月15日

体重:59.85kg→58.5kg
本格的な風邪を引いてしまい、喉が痛い状態が続く。
鼻血が出たり口内出血があったり。
たぶん1回目の断食失敗でやけ食いしてしまった瞑眩が出ていると思われる。
断食後は体がデトックスモードに入っており、ちょっとした不摂生ですぐにデトックス反応が出るのだ。

明日からいよいよ本格断食突入。

2019年11月16日(断食1日目)

体重:58.15kg
気持ちよい空腹感あり。
餃子が無性に食べたい、肉汁たっぷりの。
もう10年以上も食べていないのに、まだ記憶の片隅にあったのか、餃子。
我慢、我慢。

2019年11月17日(断食2日目)

体重:56.5kg
体重が過去最低体重に近づいている。
過去最低を記録したのは昨年の夏、虫歯による毒出しがピークで発熱した時に55kgを記録した。
このときも見た目でガリガリになり周囲から驚かれた。
今日から温泉に宿泊して温泉水断食開始。

温泉

温泉宿に行くまでに近くの山で登山。
山登り中は右耳がつまった感じがずっと続く。
普段なら走って1.5時間程度の工程を、走り続ける体力がなく時々歩きながら2時間以上かかる。

登山

山に登りながら、昨日の餃子への渇望が全く治まっていることに気付く。
なぜあんなに餃子が食べたくなったのだろうと不思議だ。
この山は高野山の近くにあり、金剛峯寺の高僧を思い浮かべて「食欲という煩悩」を恥ずかしく感じた。
10kmほどハードな山登りをして温泉宿へ向かう。
寒さに震えながらの山登りの後、1人で独占できる温泉に浸りながらストレスが開放されていくのを感じる。

100%源泉かけ流しの温泉水を飲みながら空腹感も治まっていく。

温泉

温泉に浸かっているとと鼻水が出てくる。
透明の鼻水ではなく、いわゆる青っ洟。
どろっとした痰のような。
たくさんたくさん出る。
断食2日目にしてすごい毒出しだな。
温泉から出てから毛管運動、金魚体操などをやって早々に寝る。

2019年11月18日(断食3日目)

体重:55.5kg
断食3日目にして過去最低体重に届く。
起床時体温35.9℃。
かなり痩せているが不調感やしんどさはそれほどなく、空腹感もほぼない。
ここから先は未知の領域だ。
断食は日数ではなく、体重が第一の指標になることを痛感する。
断食開始の体重が重ければ、断食期間はある程度稼ぐことが可能だからだ。
ここからはどこまで体重が減っていくか、身体と相談しながら慎重に、死なないように。
本日より朝、夕、夜と1日3回の温泉が日課となる。
日中は外で運動するか部屋にこもるか、その日に体と相談して決める。
朝の温泉では昨日は青っ洟が出たが今日は透明の粘性のある鼻水。
熱めの温泉は体力のない体にとても負担に感じる。
動悸が激しく、温泉から出たり入ったりして休み休み。

今日は近くの砂浜で砂浴の予定。
温泉で温まってから向かう。
11月も下旬なので寒い。

人が少ないのはありがたいが。
さすがに全身は無理なので半身砂浴。

半身砂浴

膝辺りまで砂に埋まれば全身砂浴と同じくらいのデトックス効果があるとか。
12:00~開始。
開始直後から青っ洟が出続ける。
昨日あれだけ出たのに、これでもかというくらいまだまだ出る。
白い舌苔がびっしりついていて、そのため呼吸すると舌苔の匂い(と思われる蟹のような香り)を感じる。
気持ち悪くて唾をぺっぺっと履いていたら、その唾にハエが群がっている。
これは普段の唾でもハエがたかりに来るのか、砂浴中でデトックスが促進されたが故なのか、舌苔があるからなのか、どうなんだろう。

唾にハエが群がっている

砂浴開始して3時間程経って尿意を催し、終了。
11月の下旬にしては例年より暖かく、助かった。
寒さに震えてた砂浴から、宿に戻って極楽の温泉へ。
鼻水まだ出る。

2019年11月19日(断食4日目)

体重:54.5kg
過去最低体重を大きく下回ってきた。
起床時体温35.5℃、筋肉が削ぎ落され身体で熱が作られない感じ。

体温計

空腹感はほぼないのだが、痩せすぎで不安になる。
怖いが体は何ともない。
朝の温泉では入浴中にまだ透明な鼻水が出る。
出る限り断食は続けよう。
と思うのだが、体力がなく温泉に入るだけでも過酷な重労働状態。
熱い温泉への入浴がキツイ。
だるさというより体力のなさがコタエル。
背中と腹がくっつきそう、骨盤とあばら骨が浮き出ているのが目に留まる。

腹筋

本当にガリガリで拒食症のよう。
それでも温泉を出て今日は登山をしようと近くの山へ出かける。
12:00~寒風吹きすさぶ中、登山開始。

登山

まだ少し走る体力がある。いける。
1時間半程、走ったり歩いたり、ふらふらになり、温泉宿に戻る。
すぐに入浴。
鼻水、まだでる。

2019年11月20日(断食5日目)

体重:52.5kg
起床時の体温35.7℃。
朝の入浴、鼻水まだ出る。
温泉に長時間入っている体力はもはやない。
温泉をいったんでて仰向けに寝る。
死を意識する。
骨と皮だけになった体には、仰向けに寝ると骨が痛い。
ボーとしながら食べたいものを考える。

「甘いもの」→いらない
「脂っこいもの」→いらない、餃子もいらない
「煮物」→いらない
「味噌汁」→いらない
「果物」→メロンや柿のような甘い果物はいらないが柑橘類がほしい、みかんがほしい
「生野菜」→食べたい

断食中は本当に人間の体に負担のない物が食べたくなる、それが生野菜であるという結論を体が出してくれる。

午後から眠気が強く、2時間程昼寝をする。
起きて水を1杯のみ、外の空気を吸いに行く。
外気に触れると体力が回復するのがわかる。
エネルギーを外気から吸収しているようだ。
不食の人は空気中のプラーナというエネルギーを得ていると聞くが、まさにそんな実感。
外気からエネルギーを得たので、がんばって温泉に入る。

2019年11月21日(断食6日目)

体重:52.0kg
ついにここまで体重が減ってしまった。
BMIにして16.2。
断食でここまで痩せる人はなかなかいないのでは。
強烈な身体の冷えを感じる。
朝の入浴後に体温を測ると、34.7℃。
低体温症状態?!
入浴後でこの体温とは、生命の危機。
柑橘類への渇望は昨日ほどはなくなった。
食べるなら生野菜という感じ、でも食べたいとも思わない。
入浴後にドロッとした青っ洟が大量にでてくる。
少し血も混じっており、究極のデトックスが始まっている感じ。
まだでるか。
午後から少し散歩をして限界になり、あとはひたすら温泉入浴を必死でこなす。
熱めのお湯に浸かるのが命に関わると感じ、一切加温せずに源泉そのままの温度にしてもらった。
38℃くらいのぬるめで心地よかった。
飲泉し塩をひとつまみ舐める。
今回の断食で初めての塩。

2019年11月22日(断食7日目)

体重:52.3kg
体重の減少が止まる?!
急激に減少してきた体重が止まった。
今回は塩を過剰に摂った覚えもないし、ついに甲田カーブ体験かと喜んだ。
起床時体温は35.3℃。濃いおしっこが出る。
朝の入浴で青っ洟が出た時、昨日同様少し血が混じっていた。
究極のデトックスが継続中か。
飲泉と水を多めに飲んだ。
昨日まで声が枯れ気味であったが、完全に治っている。
ということで本日、温泉宿から自宅に戻り、断食終了日とすることに。
これ以上は命に関わる、というか自宅にたどり着く体力がなくなる。

よく耐えたもんだ。

午後2時ごろ、フラフラになりながらなんとか自宅にたどり着き、さっそく梅流し開始。

梅干し多めに白湯に溶かして大量に飲み干す。

梅干し

唾を吐くようにシャッシャッと黒いタール状の宿便が出続ける。

2019年11月23日(回復食1日目)

体重:53.3kg
昨日の梅流しの梅干しでの塩分により少し足がむくんでいるように見える。
昼食に山芋をすりおろしたトロロや味噌汁などをよく噛んで、幸せをかみしめながら1週間ぶりの食事を堪能する。

山芋

なんどもなんども噛んではゆっくり飲み込み、胃に少しずつ食べ物が入っていくのを感じる。

どうも足に水が溜まってむくんでいるようだ。
長期断食明けの梅流しは、体の吸収力が尋常ではないため塩分過多になってしまうようだ。
体水分率も上昇気味。
昼食後に宿便でる。

2019年11月24日(回復食2日目)

体重:55.8kg
昨日の食事でたくさん噛み過ぎて(1口100回以上は噛んだかな)、こめかみが筋肉痛になっている。

1週間も物を噛むことがないとこんなことになるんだなと実感し、思わず笑ってしまった。

この日は畑仕事を4時間きっちりこなす。

畑に生えているイチョウが鮮やかだった。

イチョウ

あの断食中の体力のなさは消え去り、再び体を動かせた喜びを感じながら、幸せだと思えた。

2019年11月25日(回復食3日目)

体重:57.5kg
体重の増加が著しく、塩分過多によるむくみを感じる。
たしかに体水分率が上がってきており、もう一度断食に入ろうと思う。
この日は合計で6時間以上畑仕事をして体を動かせた。
体力はかなり回復しているのを実感。

2019年11月26日(準備食1日目)

体重:57.7kg
昨日、一昨日とあれだけ畑仕事をして動いたのに筋肉痛になっていない。
以前であれば全身筋肉痛になっていたレベルなのに。
1週間断食を乗り越えて体が変わったか。
まだまだ動ける感じ。
明日から断食再開。

2019年11月27日(断食1日目)

体重:56.1kg
今日から温泉宿に舞い戻り、断食開始。
前回同様山登りをして温泉宿へ向かう。

2019年11月28日(断食2日目)

体重:55.5kg
断食2日目ですでにこの体重になってしまった。
なんか体重が簡単に減るような、というか毒がごっそり出てベース体重が明らかに減っているように感じる。
前回と同じく朝、夕、夜と1日3回の温泉と飲泉が1日の日課。

2019年11月29日(断食3日目)

体重:54.7kg
前日の夜、とても変な夢を見る。
悪夢に目を覚まし、その時点ではっきりと夢の内容を覚えていて、夜中に笑ってしまった。
そういえばここ何カ月も夢など見る事もなかったのに。
肉体の毒出しが終われば心の毒出しが始まるというのはこういうことか。

2019年11月30日(回復食1日目)

体重:54.0kg
今日で宿を後にし、断食を明ける予定。
起床時の体温は35.8℃。
前回の1週間断食時に同じ体重の時は、つらくて体力のなさに死にそうだったが、今回は同じくらいの体重でも体力を感じる。
体温もそこまで低くはない。
正午ごろ帰宅し梅流しに生大根、今回も宿便がでる。

生大根
大根スープ

夕食に味噌汁、カボチャスープ食べる。

カボチャスープ

2019年12月1日(回復食2日目)

体重:57.85kg
足のむくみひどい。
体重が増えすぎなのは完全に水分が体に溜まっているから。
どうも断食明けの梅流しが前回も今回もむくみの原因と思われる。

下のグラフからわかるように最初の断食終了時に梅流しをしてから徐々に体水分率が上昇している(黄色グラフ)。二回目の断食中も体水分率が上昇し続け、最終的に75%を越えている。

しかしその後は断食をしているわけでもないのに体重が自然に減少し水分が自然に抜けている(カーブがゆるやかな曲線になっているのがわかる)、最終的にBMI=17.5くらいで落ち着く。

11月新月期断食
BMI変化(青色)、体水分率変化(黄色)

断食明けは想像以上に体の吸収力が高まっているということか。
まあ、梅干しを一度に何個も食べれば塩分過多になるわな。
それでも宿便を出すことを優先したいから良しとするか。
起床時の体温は36.1℃まで上昇している。
夕食を食べればこれくらいの体温は維持できる感じ。

この日は友人に会う約束があり、会ってみて驚かれた。
言われたのは以下の3点。

・痩せすぎー
・白目と黒目がはっきりして綺麗になってる!
・肌が若返ってる!

2019年12月2日~

今日から仕事に復帰。
頭の回転が速くなり仕事の能率が明らかに上がっているのを実感する。
この間食事量は一定であったが、体重が緩やかに減少している。
塩分が抜けることで水分が抜け、むくみが解消されるとともに体重が自然に減ってきているものと思われる。

その後体重の増減を繰り返し、57kg辺りで落ち着いた。
以前であればこの体重は自分にはキツかった。
今では十分運動できるし、体内の毒が抜けてベース体重が減ったと思われる。

2020年1月1日

体重:57.5kg
年が明けて、3カ月に及ぶ断続的な断食期間を終了した。
改めて3カ月をまとめてみたい。

総括

改めて体重の変遷を。

体重変遷

ほんとにベース体重が落ちたなと改めて思う。

ごっそりと体から毒が出ていった感じ。

最終的に落ち着いた体重はBMI=18程度で痩せすぎ領域だが、一般に言われている「普通」とか「肥満」とか「痩せ」とかは全体的に重すぎるほうへずれていると思う。

健康な体重は一般に言われているような体重では重すぎる。

一般人は毒が溜まっているのが普通なので、統計を取るとどうしても太った方にずれてしまうのだろう。

塩分過多に注意

塩分過多によるむくみが酷かった。
断食中は体が欲するまで塩は摂らないようにすべき。
特に冬場の断食は汗で塩分が出て行かないので、体が欲するまで塩分は控えめにしないとすぐに過剰摂取になってしまう。

回復食の梅流しも注意で、体の吸収力が半端ないのですぐに過剰摂取になってむくんでしまう。

逆に夏場は汗で塩分が出ていくので、意識して摂るようにすべき。

断食中の低体温は断食明けで元に戻る

断食中の体温は35℃前後という、とてつもない低体温だった。

が、回復食を食べ始めた途端、36℃台に戻った。

断食中は体が冷えて冷えて辛いが、ずっと続くわけではないのでご安心を。

白い舌苔がびっしり

断食中は白い舌苔がびっしりと、たぶんそのせいか喉の奥の蟹?のようなニオイが常に付きまとっていた。

気分が悪かった。

白い舌苔

筋肉がつきやすくなった

断食中はあれほどガリガリで病人のようだったのに、食べ始めるとすぐに筋肉がついて、しかも断食前よりしなやかで美しい筋肉が薄皮一枚一枚重なるように付いてきた。

スポーツをしていて成績が伸び悩んでいる人は、まずは体の毒だしから始めるべき。

せっかく付けた筋肉が削ぎ落ちるのがもったいないと思うかもしれないが、体から毒が出た体は筋肉はすぐに付いてくることがわかった。

しかも質の良い筋肉。

しっかり宿便

やはり断食期間が長いほどしっかりとした宿便がでた。

とにかく断食の目的の一つだから。

驚くほどの鼻水(青っ洟)が・・・

今回の断食は宿便もよく出たが、なによりも断食中の大量の鼻水(青っ洟)が特徴的だった。
鼻水は脳の髄液であり、汚れると鼻水としてデトックスされるらしい。
排出後はとても頭がクリアになり、頭の回転が速くなった。
人前で話すことが苦手で過剰に緊張していたのが、今回の断食後は全くなくなった。

赤面症も治った。

長年の赤面症が治った
赤面症に苦しんだ30年 人前に出るとすぐ顔が赤くなることが辛く、30年以上も苦しんできました。学生のころは人前で発表をしたり授業中に発言をするだけで顔が真っ赤になり、周囲の人がどう思ってるんだろうととても気になりました。...

さいごに

さいごに、長期断食を乗り切るための心の持ち方。

結果的に今回の断食中に空腹感はほとんどなかったのだが、もし空腹感を感じて食べたくなったら、「本当に今、食べたいの?」と自問することだ。

すると、たいてい体から帰ってくる答えは「No」である。

すると食べようと思わなくなる。

ただし、空腹感はなくても、ダルさや体力のなさは辛く、死を意識するほどだった。

辛い時に、しんどいとばかり思うのではなく「今デトックス中なんだ、このダルさは身体が毒を出しているから好転反応で辛いんだ」と思えばなんとか耐えられる。

断食体験記
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