千島学説と血液の正体

paper人体の神秘

千島学説について

1963年、生物学者である千島喜久男博士がある学説を提唱しました。

それを今日では千島学説と呼んでいます。

その内容は現代医学と根本から異なっており、西洋医学の根底を覆す内容になっています。

私自身、千島学説の全てが正しいとは考えていませんが、重要で本質を突いている内容もあるので紹介します。

重要なのは以下の3点です。

腸造血

血液は小腸の絨毛で造られます。

しかし現代医学では骨髄で造られるとされています。

私自身、骨で血がつくられているというのにとても違和感がありました。

骨のないタコやイカにも血液はあるわけですから。

太古の昔、人間の祖先は腸(小腸)だけの生物であったことを考えると、腸(小腸)で血液が作られると考えるのが自然です。

実際は、平常時には主に腸で造血され、飢餓状態などでは骨髄でも造血が起こるというのが正確です。

骨髄には脂肪細胞が多く含まれ、飢餓状態になると脂肪細胞が血液を造ります。このような仕組みによって一見骨髄で血液が作られているように見えるのです。
 

赤血球と細胞の可逆的分化

血液中の赤血球が細胞に分化し、また、飢餓状態ではその細胞が逆分化して赤血球に戻る事もあります。

血液が細胞を作り、細胞が血液に戻ることもありうるというわけです。

飢餓状態では血液を作る栄養がないため細胞から血液を作ります。

このときにはガン細胞などの悪細胞が優先的に血液に逆分化します。

断食でガンが消える例があるのは、この逆分化が起こっている為です。

血液が細胞に変化するって想像しにくいなー

血液は血管を通って全身に運ばれますが、最後に毛細血管という極細の血管を通って細胞中に漏れ出しています。その段階で細胞に変化しているものと思われます。

毛細血管は全身に張り巡らされ、なんとその長さは合計で10万kmにも及びます。地球2周半もの長さです。このような毛細血管によって体の隅々まで血液が行き渡り、全身の細胞になっているのですね。

細胞は細胞分裂で増えるのではなく血液から分化するということですが、私は、精子などの解糖系でエネルギーを作っている細胞が細胞分裂で増えることはあると考えています。

このあたりの詳細は、安保徹医師の理論を参照してください。

細菌やウイルスの自然発生

胃癌を調べてみるとピロリ菌、子宮頸がんを調べてみるとヒトパピローマウイルスが発見されるため、このようなウイルスがそのガンの一因と考えられています。

しかし千島学説によるとウイルスは「原因」ではなく「結果」だというのです。

つまり、ガンが発生するような病的な状態であるから、そこにウイルスが自然発生するということです。

ただし、感染症は否定されているわけではありません。

ウイルスが体内に入ったときに体の免疫力が弱いと、やはり感染症を引き起こします。

実際、インフルエンザの集団感染などは起こっています。

この場合はウイルスが自然発生しているわけではなくウイルスが外から体内に侵入したときに体の免疫力が低下しているという条件があれば、感染症を発症するということです。

私も、不摂生をしていたころ、免疫力が低下によって手を怪我したところから感染症を発症しました。

朝起きると、リンパ管に沿って傷口から腕に赤い線が伸びていて、脇の下などのリンパ節が痛んで炎症を起こしていました。

これはまさしく外部から細菌やウイルスが侵入したことによる感染症で、自然発生したものではありません。

さいごに

千島学説は「血液」が健康のカギを握っていることを理解する上で非常に重要です。
血液が体を作っているということが理解できれば以下の記事も理解できます。

参考文献

・「よみがえる千島学説―間違いだらけの現代医療」 忰山紀一著

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