2018年夏、人生で初めての完全水断食を3日間決行しました。
感想から申し上げると、本当に地獄でした。
もう二度とやりたくないです。
おそらく今の自分の完全水断食の限界は3日間なのだとわかりました。
というより、水すらも満足に飲んでいなかったので(3日間で2リットル)、ここまで苦行になったのでしょう。
断食1日目
前日の夕食で蒸し野菜を食べたのを最後に断食開始。
この日から3日間、仕事関連の研修のため大阪へ行くことになっていて、自宅にいると誘惑に負けてしまいそうだったため、この3日間の外出を利用し断食を開始。
実はこのとき左下親知らずの虫歯で、かなり痛みもひどい状態。
朝の出発時に急須にお茶を入れて飲んだらそれだけで激痛。
痛みをこらえながら電車に乗り込んでいざ大阪へ。
持ち物は水2lと梅酢700ml(断食中にオススメの梅酢です)。
野宿する予定だったので真夏なのに分厚いウインドブレーカーを着込んで(周囲に不審に思われながら)汗をダラダラ流して研修先に到着。
汗をかきすぎて喉がかわく。
水500ml程飲む。
館内はエアコンが効いていて、汗で服がびしょびしょという事もあって、ガタガタ震える。
しかし寒さの原因はそれだけではなく、前日までの準備食による少食もあって体の芯からの冷えを感じる。
真夏とは思えず、こんな状態で丸一日かんづめになり研修をこなす。
疲弊しきっていたものの、野宿できるところを探しに出発。
近くの公園などを検討したが、なにぶん真夏なので蚊が多い。
とても寝られる状態ではないと、結局淀川の河川敷まで歩いて芝生の上で寝る事に。
疲れていてボーとしていたが、その時に見た夜景の美しさは今でも忘れられない。
空腹感はほぼ無し。
梅酢を200ml程飲む。
極度の疲労感ですぐに入眠。
途中、蚊で何度か起きる。
断食2日目
7:00頃、日差しの暑さと眩しさで起きる。
空腹感少しあり。
水を200ml程飲む。
重い体を引きずるように研修先へ。
2日目もエアコンの寒さにガタガタ震えながら、いろいろ研修をこなす。
空腹感で頭がボーとする感じ。
眠気はあまりない。
たぶん寒いからだろう。
昼休憩時に水を200ml。
2日目の研修もなんとかこなし、昨夜と同じように淀川の河川敷へ。
へとへとになりながら、空腹感も感じながら、なんとか河川敷にたどり着く。
かなり汗をかいたため、水をガブのみする。
水が尽きた。
我慢できず梅酢も飲む。
梅酢も全て飲み切る。
梅酢の塩気が体に染みわたる。
もっと飲みたい衝動に駆られるがもうない。
死んだように眠る。
夜間、蚊に悩まされ何度か起きる。
断食3日目
疲労困憊で起きる。
空腹感と脱力感と倦怠感が同時に襲ってきて、このまま自宅にたどり着けるか不安になるが、まだ今日一日研修をこなさなければならない。
立ち上がる気力がない。
足をひきずるように研修先へ。
エアコンの寒さより喉の渇きが勝ってくる。
ダルさも半端ない。
椅子から立ち上がる事もキツイ。
この時点で水はない。
が、コンビニなどで水を買ってのむくらいなら我慢と言い聞かせる。
夕方まで、必死に研修をこなす。
座っているだけで体力が消耗していく。
必死に生きている感じがする。
渇きと寒さと疲労と眠気と倦怠感と脱力感と空腹感が同時に襲っており、死を覚悟する。
帰りの電車で死なないか心底不安になる。
なんとか研修の全日程を終え、カバンを必死に担いで駅まで歩く。
脱水症状に近いようだったがまだ汗が出る。
電車に乗り込む。
冷房がとても寒く感じる。
半分意識を失いながらなんとか自宅に到着する。
水を1杯飲む。
渇きが満たされる。
もう一杯は白湯を飲む。
真夏なのに温かい飲み物がとてもおいしく感じる。
やはり胃腸のことを考えれば真夏でも温かいものを飲むのが良いなと思う。
生きて帰ってこれたことに感謝できる余裕がうまれた。
この日の夕方の時点で初の3日間完全水断食達成。
達成感よりも安堵感が勝っていた。
その後の回復食は案の定、たくさん食べてしまう。
やはり断食中に無理をするとその反動で食べてしまう。
回復食の失敗により結局宿便も出ず。
さいごに
水断食は危険なので専門家の指導の下でやるべきというのがよくわかりました。
とにかく辛い。
辛かっただけ。
体重は60kgから57kgへ3kg減っていました。
持って行った水分量が水2lと梅酢700mlと、今思えば少なすぎますが、梅酢のクエン酸や塩分が補給できたので何とか命をつなげた感じがします。
梅酢効果すごい。
そういえば、虫歯の痛みは初日の出発時以降は全くなし。
やはり断食効果すさまじい。
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