はじめに
女性だけに許された最強の毒出し、月経と出産。
毎月の生理が辛いという女性は少なくないと思いますが、本来毒の溜まっていない体では生理痛はありません。妊娠時のつわりもありません。
むしろ月経も出産もデトックス効果抜群で、だからこそ女性は男性より5年も長生きできるのです。
月経とデトックス
本来の月経
本来、毒の溜まっていない体での月経は、以下のようになります。
・朝から始まり夕方で終わる
・生理中に痛みはない
・血は綺麗な色でサラサラ、臭いはない
このように辛いものでも何でもありません。
でも、生理辛いんですけど・・・
という人は体に毒が溜まっています。
生理が辛い2つの原因
上に書いたような幸せな生理から程遠いのは、化学物質などの毒が体内にたくさん溜まっているからと考えられます。
月経は最強のデトックスですが、デトックスと好転反応は必ずセットです。
排毒が大きいほど好転反応は強く辛いものです。
究極のデトックスである発熱もそうでしたね。
化学物質などの強い毒は血液に混ざってデトックスされるため、月経では経血に混ざって排毒されますが、体に溜まった毒が多ければ多いほど痛みや不快感は大きくなります。
さらにもう1点、生理周期のリズムを作っている女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が正常に機能していない場合があります。
「環境ホルモン」って聞いたことありますか?
「環境ホルモン」は人間の体内に入ると、体内のホルモンの働きを狂わせる化学物質で、その中には特に女性ホルモンと同じような働きをするために体の性的な仕組みを狂わせるものもあります。
食べ物に含まれている農薬やダイオキシン、プラスチックから溶け出す化学物質など、環境ホルモンは身の回りに溢れています。
これが原因でメスばかりのメダカが生まれたり、男性の精子が減少したり、初潮が早まったり、3歳の女の子の乳房が膨らんできたり、、、様々な影響があります。
このような環境ホルモンが女性ホルモンを撹乱し、生理を辛いものにさせるのです。
環境ホルモンが「外因性内分泌攪乱物質」と呼ばれるのはこのような理由からなのですね。
・デトックスによる好転反応
・環境ホルモンによる女性ホルモンの攪乱
出産とデトックス
月経とならんで出産も最強のデトックスです。
出産後に肌が綺麗になったとかアトピーが改善したとか、体験した方もおられるかと思います。
それは出産によって赤ちゃんや胎盤や羊水と一緒に化学物質も出ていくからです。
ただし月経とは違って、排出された毒の多くは赤ちゃんに移ってしまいます。
例えば妊娠中に食べたものの中に有機水銀が含まれていて、生まれた子供が発達障害になるなど、妊娠中の食べ物への注意喚起は様々言われています。
厚生労働省も、妊婦はマグロやキンメダイをたくさん食べないよう警告しています。有機水銀が多量に含まれるからです。
さらに妊娠中だけではなく、妊娠する1年以上前から食べ物には注意が必要です。
逆に、しっかりと毒だしされた体なら50歳でも安全に出産できます。
一時期、現代女性の羊水はシャンプー臭いという噂がありましたが、真偽はさだかではありません。
日ごろから化学物質づけのシャンプーやボディーソープを使っている女性はそうなるのでしょうか。
次の項目ではそのような経皮毒について考えます。
経皮毒の話
ここまで、女性特有のデトックスについて見てきましたが、ここでは女性特有の経皮毒について見ていきます。
経皮毒とは皮膚から吸収される毒のことで、口から食べ物で体内に入った毒は肝臓で解毒されやすいのですが、皮膚から吸収された毒は血液に直接溶け出すため排出されにくいという難点があります。
ここで、女性特有の経皮毒とは女性器から吸収される毒のことです。
女性の体の中でも女性器は最も毒を吸収しやすい部分で、生理用品から溶け出した化学物質などに注意が必要です。
塩素漂白されたナプキンには発ガン性物質が溶出する可能性がありますし、ナプキンやタンポンから女性器に吸収されるダイオキシンは子宮内膜症や卵巣ガン、子宮ガンを引き起こすリスクがあると言われており、実際日本では子宮頸ガン発症率が世界トップクラスです。
このような経皮毒は生理が辛くなる一因でもあり、過剰になればガンも発症します。
さいごに
「究極のデトックス、断食と発熱」でも書いたように、鼻血や血尿など出血を伴う(生理)現象は深い毒出しで、月経や出産などは結果的に排毒効果が大きいです。
「結果的に」と表現したのは、月経の本来の目的は妊娠ですし、出産も子供を産むことが目的であり、デトックスが目的ではありません。しかし「結果的に」出血を伴ったり、胎児に毒が移ってしまうことで非常に高いデトックス効果が表れるのです。
近年、婦人科系の病気が増えており、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がん、乳ガンなどの患者が増えています。これは体に毒が溢れている人が増えているためで、その毒を出そうと生理痛が酷くなるのです。
特に最近は生理痛やPMS(月経前症候群)が辛くて通院される方、冷え性での生理不順や不妊も多いようです。
まずは食べ物の見直しからはじめてください。
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