はじめに
子供の頃はよく熱を出しました。
一度発熱すると38~39℃くらいの熱が3日以上続くことが多かったです。
子どもの頃の発熱の記憶は辛い思い出しかありません。
熱にうなされ、食欲がなく、よく吐いていました。
通院して処方された薬(オレンジのシロップのような)の不味さも記憶に残っています。
あの薬は二度と飲みたくないよー
最近はインフルエンザや風邪で発熱すると、その後の体調はとてもよくなります。
少食や断食を始めてから、体の調子が悪いなと思った夜に40℃近い熱が出て翌朝は平熱に戻っています。
しかも40℃の熱がでている時もあまり辛いと感じません。
熱が下がるととても体が軽くて、夜中高熱が出た翌朝でも元気に動き回れます。
発熱により体の老廃物のデトックスが促進されたためと思われますが、それ以外にも発熱の効果は驚くべきものがあります。
なぜインフルエンザに罹るのか
インフルエンザの予防が当たり前になっている風潮があって驚かれるかもしれませんが、人間の身体は恒常性維持機能(ホメオスタシスの働き)により、体内に老廃物や毒が溜まってくるとインフルエンザや風邪のウイルスに罹患して体を健康に保とうとします。
これは昔からの人間と微生物(細菌・ウイルス等)との付き合いのようなもので、人間はうまく利用しているようです。
地球上の全ての生物は、その姿が自然のままである限り、人間に良い影響を与えるものです。
細菌やウイルスも本来、「敵」ではありません。
(ただし、除菌や殺菌、抗生物質が乱用されている現代では、突然変異の人間を脅かすウイルスが発生しますの注意が必要ですが。)
「微生物との共生、腸内細菌の話」の記事には、人間の体には細菌やウイルスが100兆以上も凄んでおり共存している事実を説明しました。
共存という意味でインフルエンザや風邪のウイルスも例外ではありません。
インフルエンザウイルスに罹患して発熱を促し、免疫力を上げてウイルスを殺すだけでなく、二次的に他の病気を治したり、デトックスを促したりする健康効果が絶大なのです。
一説によれば、健康な人でもガン細胞は一日に5000個発生していると言われていますが、ガン細胞は40℃以上で死滅してしまいますので、発熱によりガン細胞が死滅することは日常我々の身体で起こっているでしょう。
風邪やインフルエンザは予防すべきものではなく、人類にとって健康を保つための命綱ととらえるべきです(というか、本来は予防という観点では、インフルエンザに罹る必要がないレベルにまで毒を溜め込まないようにすべきです)。
インフルエンザの予防接種について
世の中にはインフルエンザのワクチンや薬が存在します。
例えば冬になればインフルエンザワクチンの予防接種、インフルエンザに罹患すれば病院ではタミフルやリレンザ等の抗インフルエンザ薬が処方されますし、単なる風邪でも解熱剤等が処方されます。
しかし、このようなありがたい発熱を起こしてくれるインフルエンザや風邪は、より重篤なガンなどを治してくれるわけですから、薬の使用などはよく考えなければなりません。
体がインフルエンザに罹患するのであれば、それは体が健康を維持するために必要であると判断しているわけですから。
このようなことを総合的に考慮して、予防接種や抗インフルエンザ薬の利用を判断すべきだと思います。
さいごに
毒出しが進んでインフルエンザや風邪で発熱した場合は、たとえ40℃の熱が出ても辛くありません。
インフルエンザは昔は「流行性感冒」と呼ばれていて風邪みたいなもので、インフルエンザウイルスだけ特別視する必要もありません。風邪ウイルスと同じ仲間と考えればよいと思います。
このような「風邪」をうまく利用しながらデトックスを促すと同時に、ガンなどのより重篤な病に対処していきましょう。
細菌やウイルスとは共生していくことが健康につながります。
恐れる事はありません。
浄化されていく身体を楽しみながら体の働き(ホメオスタシス)を信じてください。
参考文献
・「ワクチン副作用の恐怖」近藤誠医師
・「ワクチン不要論」内海聡医師
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