【長期断食】鈍重肝臓から数値が劇的改善

月断食体験記

なんとなく体がだるい、冷え性がつらい、常にイライラして怒りっぽい、目がショボショボする、声が枯れやすい、こんな辛い症状があたりまえの人生を送っていませんか。

これは鈍重肝臓と呼ばれる肝臓の疲労が原因であることが多いのです。

長期間の断食で肝臓を治癒させ、新しい人生を手に入れましょう。

私自身の過去30年にもわたる不摂生生活による症状を克服するための、3カ月にも及ぶ断食体験談を記します。

私が長期断食を決心したきっかけ

毎年強制的に受診させられる会社の健康診断。

健康診断の結果は、全てAランクで問題なし、唯一、肝臓の数値以外は。

下にも書きましたが、肝臓悪化の原因はほぼ分かっていました。

そしてこのことが原因で3カ月にも及ぶ長期断食を決心するに至ったのです。

下の健康診断結果を見てください。

GOT=94、GPT=47というとんでもなく高い値を示しています(正常値は30以下です)。

GOTは最近ではASTと呼ばれますが、肝細胞や心臓や腎臓に多く存在する酵素です。

GPTは最近ではALTと呼ばれますが、肝細胞にのみ存在する酵素です。

これらの血液検査の値が高いということは、何らかの原因で肝細胞が壊れてこれらの酵素が血中に溶け出したことを意味します。

健康診断結果

肝臓は最重要な臓器のひとつ

イギリスには「人生に生きがいがあるかどうかは肝臓次第だ」という格言があるそうです。

私は肝臓を悪くしてその意味がわかりました。

肝臓が疲弊すると、毎日だるくてなにもやる気が起きません。

日中眠たくて仕事が負担に感じ、毎日の生活がとても辛くなり、生きる事も嫌になります。

このような肝臓の状態を「鈍重肝臓」というそうです。

正式な病名ではありませんが、鈍重肝臓の人は想像以上に多く、不定愁訴で調子が優れないという人はこれを疑ってみてください。

<肝臓の働き>
・タンパク質や酵素などの代謝、栄養の貯蔵
・有害物質の解毒分解
・胆汁の生成

肝臓が弱って有害物質の解毒作用が滞ると、体にどんどん毒が溜まって疲弊していきます。

ですので「かんじんかなめ」(肝心要、肝腎要)というように、肝臓は心臓、腎臓と並んで最重要な臓器なのです。

人間の体の中で最も大きな臓器の一つであり、唯一、再生可能な臓器であることからも肝臓の重要性が分かります。

手術で肝臓を切り取る事ができるのは再生できるからなんですね。
つまり、黄疸がでるほど肝臓細胞が破壊されGOTやGPTといった数値が上昇してもまた再生できるのです。

私の肝臓が悪かった原因と症状

肝臓に負担をかける4大要因
・「アルコール」
・「甘いもの」 特に白砂糖や三温糖
・「悪い油」  市販のサラダ油など
・「化学物質」 農薬や食遺品添加物など

もともとお酒を飲む習慣はなかったのですが、「甘いもの」「悪い油」「化学物質」を体内にどんどん取り入れてしまうような生活を送っていました。

小さい頃から甘いものが大好きだった私は、毎日のようにチョコレートやケーキ、清涼飲料水もガブガム飲んで砂糖漬けの毎日でした。

血糖値は乱高下し、よく立ち眩みをしました。

30年間、酷使しつづけた肝臓からの悲鳴は相当なものでした。

肝臓はどんどん疲弊していき、20歳を迎えるころには肝臓に起因する以下のような症状が顕著に出てきました。

肝臓に負担がかかると、特に「目」と「声帯」に症状が出ます。

また、肝臓は怒りの臓器と呼ばれ、肝臓が弱るとイライラしやすく怒りっぽくなります。

その他、冷え性やだるさなどを常に感じ、快適に生きる上での障害が多く発生してきます。

<鈍重肝臓の症状>
・目の充血
・白目の黄疸
・ドライアイ
・メヤニ
・飛蚊症
・目周辺のイボ
・嗄声(させい)
・右足爪水虫
・冷え性
・体のだるさ
・イライラ、怒りっぽい
・便秘

目が常に乾いていて瞬きが多く、声がよく枯れ(嗄声)、なかなか自分の声を聞きとってもらえないことにもイライラしました。

そして体が常に怠く、日中は眠たくて眠たくて、一日仕事をするのが一苦労でした。

些細なことでイライラし、電車に乗り遅れただけで線路に身を投げたくなるほど発狂しそうになりました。

甘いものをたくさん食べていても、運動量が多かったので太る事はありませんでした。

逆にそれが危機感を持たせない原因になっていたようにも思います。

鈍重肝臓への対策

私は、毎日眠たくてだるくて、常にイライラして怒りっぽく、目が常にショボショボして夏でも冷え性でブルブル震える、そんな辛い毎日から脱却し、生き生きと楽しかった人生を取り戻したいと思うようになりました。

肝臓に負担をかけるモノを体に取り入れないよう、心掛け始めたのは30歳のころから。

朝食を抜くことから始めて食べる量を絶対的に減らし、肝臓に負担のかける「アルコール」「甘いもの」「悪い油」「化学物質」をできるだけ摂取しないよう気を付けました。

揚げ物など油を使った料理を一切やめ、農薬や食品添加物を使用された食品は食べないようにしてオーガニック食材中心の生活に切り替えました。

合成洗剤、シャンプーやボディーソープ、歯磨き粉も一切やめ化学物質を避けました。

しかし最後の最後まで「甘いもの」だけは止められませんでした。

砂糖などの甘いものには中毒性があり、30年間習慣になっていた砂糖摂取はなかなか減らすことができなかったのです。

白砂糖は人類が最初に発明した覚せい剤です。

それでも、1日1食や3日程度の断食を取り入れるようになって、その中毒症状も少しずつですが改善がみられるようになり、今から2年前にハチミツ以外の甘いものを一切やめました。

甘いものを止めたその日から始まった瞑眩(めんげん)にはすさまじいものがありました。
一日中鼻水が止まらない、頭痛が延々と続くなどから始まり、その年はずっと虫歯に悩まされました。

甘いものを摂りすぎて体内に溜まっていた毒素が噴出してきた感じで、虫歯の痛みには耐えられず死なせてほしいと何度も思いました。

そのころから肝臓の数値が悪化し、甘いものを止めた2年後には驚くような悪い数値になっていました。

これは一時的にみられる好転反応であることは様々な体験談から知っていました。

鈍重肝臓を断食などで治そうとする過程で肝臓の数値は急激に悪化するらしいのです。

生活を改善してから2~3年目には瞑眩のピークを迎えるらしく、ちょうどその時期に差し掛かっていました。

そして今回、肝臓を治して自分を変えたい、覇気のない生きがいのない辛い人生を変えたいと決心し、長期間の断食を決意しました。

このままのシンドイ人生を歩み続けるくらいなら、断食で餓死してもいいと決死の覚悟で臨みます。

断食計画

ルール

・断食期間中は水と塩のみ(温泉水の飲泉可)
・できるかぎり運動を取り入れる
・準備食、回復食中も1日1食の少食でつなぐ
・期間中は、「アルコール」「甘いもの」「悪い油」「化学物質」を一切摂らない

日程

10月、11月、12月と1年のうちで地球上の生命活動が穏やかになる時季、そのなかでも満月から新月に向かう最も食欲の落ち着く半月間に断食を行い、3カ月間で7~15日程度の長期断食を3回、集中的に行います。
特に1年のうちで最も食欲の落ち着く11月と12月の新月期は2週間程度の長期の断食を行います。このときは温泉宿に宿泊し、昼間は海に出かけて砂浜で砂浴を行うという「温泉」と「砂浴」のハイブリッド、最強のデトックスプランになっています。
一回の断食期間が終わっても回復食程度の少食を続けることで、3か月という長期にわたって断食効果が続き、毎回普通食に戻さないため断食に入る時の辛い好転反応も体への負担も最小限にとどめられます。

2019年10月14日 (満月)
2019年10月15日 準備食
2019年10月16日 準備食
2019年10月17日 準備食
2019年10月18日 準備食
2019年10月19日 準備食
2019年10月20日 準備食
2019年10月21日 準備食
2019年10月22日 断食
2019年10月23日 断食
2019年10月24日 断食
2019年10月25日 断食
2019年10月26日 断食
2019年10月27日 断食
2019年10月28日 断食(新月)
2019年10月29日 回復食
2019年10月30日 回復食
2019年10月31日 回復食
2019年11月1日  回復食
2019年11月2日  回復食
2019年11月3日  回復食
2019年11月4日  回復食
2019年11月5日  回復食
2019年11月6日  回復食
2019年11月7日  回復食
2019年11月8日  回復食
2019年11月9日  回復食
2019年11月10日 回復食
2019年11月11日 回復食
2019年11月12日 回復食(満月)
2019年11月13日 断食
2019年11月14日 断食
2019年11月15日 断食
2019年11月16日 断食
2019年11月17日 断食
2019年11月18日 断食
2019年11月19日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月20日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月21日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月22日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月23日 断食
2019年11月24日 断食
2019年11月25日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月26日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月27日 断食 温泉宿宿泊 砂浴 (新月)
2019年11月28日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月29日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年11月30日 回復食
2019年12月1日  回復食
2019年12月2日  回復食
2019年12月3日  回復食
2019年12月4日  回復食
2019年12月5日  回復食
2019年12月6日  回復食
2019年12月7日  回復食
2019年12月8日  回復食
2019年12月9日  回復食
2019年12月10日 回復食
2019年12月11日 回復食
2019年12月12日 回復食(満月)
2019年12月13日 断食
2019年12月14日 断食
2019年12月15日 断食
2019年12月16日 断食
2019年12月17日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月18日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月19日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月20日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月21日 断食
2019年12月22日 断食
2019年12月23日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月24日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月25日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月26日 断食 温泉宿宿泊 砂浴 (新月)
2019年12月27日 断食 温泉宿宿泊 砂浴
2019年12月28日 回復食
2019年12月29日 回復食
2019年12月30日 回復食
2019年12月31日 回復食
2020年1月1日 回復食
2020年1月2日 回復食
2020年1月3日 回復食

1週間以上の絶食は初めてですが、これまで1日1食、3日間完全水断食などを乗り越えてきましたので、長期断食への準備は整っていると思います。

2020年のお正月には生まれ変わった自分に出会えるはず。

断食中のモニタリング項目

下記の項目を定期的にモニタリングして変化を見ていきます。

・体重(BMI)
・体脂肪率
・基礎代謝量
・体温
・舌
・足の爪
・目
・声
・便
・尿
・皮膚

それでは長期断食の開始編へ。

つづく。

【長期断食】ただひたすらに生きた3か月(開始編)
約3カ月に及ぶ断続的な断食期間が終了しました。「とにかく辛かった。」「でも違う世界が見えた。」そんな感想です。そして体と心が生まれ変わりました。会社の健康診断で肝臓の数値が悪かったのをきっかけに決意した長期断食。ま...

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